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July 14, 2005

明るい風

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昨日は少し晴れ間も出たのに、やっぱり雨模様でした。ドンヨリとした空気が街中に広がって重~い感じがしました。

で、大阪の親友が恋しくなって電話。すると電話の向こうの彼女は「なんでそんなに明るいねん?」と言いたいくらい、途切れることなく話し続けて合い間には大きな声でゲラゲラ笑ってる。雨が降ってることもいつのまにか忘れて、彼女の明るさの中にとっぷり漬かってました。

その人を包んでいる空気ってありますよね。彼女の周囲には明るい空気が充満してるのじゃないかなぁ。彼女と出会ったことは私には大革命でした。どんどん明るい空気を求めるようになって、明るい友達、明るい言葉、明るい色、明るい毎日、明るい家族、明るい料理、明るい本、明るい映画、明るい絵、明るいワンコ。明るいものが明るい風を運んで来てくれるような気がします。

とびきりの親友。とびきりずうずうしくて、でも人の心の中にずかずか入ってくるようなことはなくて、変に気の弱いところもあって。『130歳まで生きる』というのが彼女の口癖。『そこまで生きてどうするの?』と私がいつも突っ込む。同級生達に言わせるとふたりが親友同士であることがよく理解できないようだけどどうしてなんだろう?

電話で話すと会いたくなって「新幹線日帰り出張で会いに行くから」と夜、メール。

-『王国:よしもとばなな』より-
サボテンは、保護しすぎてもかまいすぎてもそれを重く感じます。自分の感情をぐっと色濃く出すと、サボテンにはそれは害になります。お互いが並列の立場で、普通に、陽気に力を出し合ってそこに存在するとき、サボテンはもっとも喜んでよく育ちます。生き物はそういう意味でみんなエゴイストで、自分の心地良いことが好きなのですが、それが本当に助け合えるということなのかもしれないと思うことがあります。あれこれ考えてやったことはたいてい嘘なのです。

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Comments

yumiさん、こんにちは(こんばんは)。

その、お友達のお話を読んでいて、どうも今の自分は、

「こちらが、どんなにグラグラしていても、ぜーんぜんそれに左右されず、こちらのことなどおかまいなしに(笑)わが道をつきすすんでくれるような人」

に、ある種の安心感を覚えてしまうようになっているなぁ・・・と思いました。

自分のつらさを否定されたくはないけど、けど、それに飲み込まれて欲しくはない・・・って、ムジュンしたことを書いてるかも知れませんね(^^;

よしもとばななの「王国」ぼくも読みました。前にも書きましたが、よしもとばななの作品を読んでいると、何か、普段は信じられない感覚が・・・もしかしたら・・・あるかも?・・・という気持ちになるのと同時に、そういう感覚をもっている登場人物の人たちの、そのときの場面に一番しみこむような「言葉」に、いつも驚嘆したり、涙したりさせられます。(楓の言葉もそうだし、最後のほうの片岡さんの言葉でも持ってかれました(^^;)

Posted by: カオナシ | July 18, 2005 at 02:18 AM

彼女に出会うまでは、友達には自分のつらさを否定されるのがいやだったし、どちらかと言えば肯定的で自分と同じ気持ちになってなぐさめてくれるような友人を求めていたような気がします。彼女は全くそうではなくて、否定もしないけどいっしょになって泣いてくれるようなことはめったになくて、落ち込んでる私を笑い飛ばしてしまうんですよねいつも。すぐにはそういう彼女を理解できなかったですが・・彼女の明るさに勝るものがその後ずっと見つからないんですよね。

よしもとばななの世界、私は読んでるとごく普通に存在する人や場面のように感じてしまっています。ちょっと彼女の表現は異次元を感じさせるようなところもありますが、もしかしたら普段無意識に私達が感じていることを細かく正直に表現してみたらこんなふうになるのじゃないかなぁって思ったりします。

楓と片岡さんの信頼関係を表現した最後の部分のやりとりは、淡々としているのにお互いへの暖かさみたいなものが詰まっていて、グラっときました・・

Posted by: yumi | July 18, 2005 at 02:13 PM

>もしかしたら普段無意識に私達が感じていることを
>細かく正直に表現してみたらこんなふうになるのじゃ
>ないかなぁって

なるほどー・・・なんだか、おもしろいなー、と思いました。

・・・というのは、たぶん、yumiさんが感じていることと、ぼくが感じていることと、たぶん、けっこう近いところのことだと思う(思っている)んですが、ちょっとした書き方の違いで、ぜーんぜん、逆のことを書いているように見えちゃう・・・というところが面白いなーと思ったんです。

yumiさんの返事を読んで、あらためて、ぼくがコメントを書いていたとき、「客観的な見方」でコメントを書いていたなーと思いました。

でも、その一方で、「自分の内側から外を見る見方」で書くと、yumiさんが書いてらっしゃる書き方になるなー・・・と思いました。

ぼくの場合、その両方が自分の中にある感じがします(って、みんなそうなのかもしれませんが(^^;)

あ、それとそれと(←すみません、だんだん、幼児化している気がします(笑))、ぼくが「王国」で好きなところは、火事になってヨレヨレになっている「私」に対して、片岡さんが言葉をかけてくれるところです。たぶん、自分には、ああいう、力強く誰かを支える言葉を出すのは無理だと(自分では)思っているぶん、逆に、すごく惹かれてしまうのかもしれません(^^;

Posted by: カオナシ | July 18, 2005 at 08:49 PM

>何か、普段は信じられない感覚が・・・もしかしたら・・・あるかも?・・・

読み返してみました。確かに、同じことを言ってらっしゃいますね。ふわふわと読んでたかな?私。(失礼を) カオナシさんはすごくバランスのある方ですよねぇ。一冊の本から感じるものからしても、私の少し偏り気味の感じ方と比べるとようくわかるような気がします。私って、「この人の本が好き」って思うとすべてが好きって言う感じになって、すべてを肯定的に読んでしまうようなところがあります。客観的に眺めることなく、とっぷり漬かってしまってます。本を読んだ直後は特にそうかも・・(笑) そういう感じがカオナシさんへのレスにすごく現れてるなぁって、珍しく自分を冷静に眺められたような・・ でもそれが私らしさなんでしょうね。カオナシさんのこの本への感想もお聞きできて、私はこの本を2倍楽しませて頂きました。そうそう~いつもメールを下さる北国の彼女の感想もお聞きできたので、正確には3倍です。

幼児化・・私の影響かな?

<「王国」で好きなところは、火事になってヨレヨレになっている「私」に対して、片岡さんが言葉をかけてくれるところです。たぶん、自分には、ああいう、力強く誰かを支える言葉を出すのは無理だと(自分では)思っているぶん、逆に、すごく惹かれてしまうのかもしれません

王国で好きなところ・・私も同じところに惹かれてるような気がします。楓と片岡さんの関係の変化していく様子が「王国」が伝えようとしているものを凝縮しているような気がするのですが、これまた私の独りよがりかな?片岡さんいい人ですよね。(笑) 楓を理解してくれて、そういう片岡さんのことを好きになっていく楓もとっても素敵だなぁって・・(やっぱりとっぷり漬かってます(-_-;))

Posted by: yumi | July 19, 2005 at 07:58 AM

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