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June 03, 2005

あなたへ

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あなたのいない日々が、慌しく過ぎていきます。お元気ですか。私は変わりなく毎日を過ごしています。』

→の『あなたへ』はこの一行から始まります。

本は初めの一行で決まり。そして、吸い込まれるように一気に読めたら、最高の本、私にとって・・今日、出会った本もそういう感じ。久々の出会いです。

作者は15歳の女の子。好きな部分に無造作に線を引きながらが本を読むのが私の癖。彼女の本は最初から最後まで線を引いてしまいそうだったので、途中から線を引くのをあきらめました。15歳の女の子らしいとってもいい本でした。ちょっと恥ずかしいですが暴露すれば -涙を流すような本はあんまり好きじゃないですが- ぼろぼろ泣きました。傷つきやすい15歳の頃。だれの中にも「あなた」は存在したはず。私の中にももちろんありましたね。傷ついても再生していけたのは、そういう出会いが心を包み成長させてくれたからでしょうね、きっと。

あなたへ:河崎愛美』より
それが自然の流れなのだと思います。いろいろなものが複雑に絡み合っているけれど、この流れは決して変わることはないと思うのです。朝、昼、夕方、真夜中、そして夜明け、大きな流れの中で、私たちは生きているのだとわかりはじめてきました。
ほら、太陽が地平線の彼方にうっすらと色づいてきています。長い長い夜が終わろうとしていますね。あとは明るくなっていくだけです。
たとえ夜が再び訪れたとしても、太陽は消えてはいないのです。目に映らなくなっただけで、太陽はいつもと同じように輝いていることを忘れてはいけないと思います。
あなたはこの世から消えてしまったけれど、きっと太陽のように見えない場所で見守っているのですね。

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Comments

毎日は確実に流れていくのに、自分だけ時間が動かないと感じることありますよね。特に親しい人が居なくなった時。回りは変化していても自分は停滞してしまったり。

たまに不思議に思うことがあります。
人の記憶の中には居なくなった人は残るのですが、本当はその居なくなった人は無になってしまっているのか?それとも精神だけどこかにるのか?

って宗教的な話になってしまいますね。それに自分では体験できないし。。。。。。検証してみることが誰にもできないから自分なりに納得策を考える作業というのを人はしてしまうのでしょう。

実際の人との別れについても同じですね。
生きていても別れもあれば色々です。ドラゴンボールのアニメの歌にもあるように不謹慎ですが、「出会って分かれて出会って分かれてた~~いへん!」という一節がありますが、人生ってそんなものかも知れませんね。

単純だな~~~私って!

Posted by: wendy | June 04, 2005 at 12:02 PM

wendyさま
居なくなってしまった人のこと~私もよく考えます。身近な人であればあるほど、そういう人の心ってどこにいっちゃったんだろうって思います。宇宙の不思議と同じくらい不思議でわからないことですよね。

いろいろな形の別れ。どれもつらいです。でも、人はだれだって、この主人公のように、どんなにつらい状況の中にいても再生していける能力を持っているんですよね。再生しながらどんどん成長し強くなっていく。人ってすごいです。そう簡単には壊れないですよね。

Posted by: yumi | June 04, 2005 at 08:42 PM

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